派遣はスリル、ショック、サスペンド

タイトルの元ネタの曲はコナンのパラパラが衝撃でしたね。

オレが以前アウトソーシング系企業で働いていたということは以前何回か書いたことがありました。オレが派遣されていた先の企業では作業服を隠されたりするようなことも無く、それなりに正社員の人と派遣社員の人が仲良くやっていました。少なくともオレがいた部署では表面的にはそう見えました。その手の話はまたの機会にするとして、昨年の9月でオレが辞めて以来その派遣先では若干の環境の変化がありました。

まず、新しい部署が一つ新設されました。その部署に配属された人間は全て派遣社員でした。そして今までは基本的には派遣社員の人たちは3年契約であったのが3ヶ月単位での契約に契約方式が変わりました。さらに残業もさせて貰えなくなり、オレの同期の人間などは家賃が引かれていた状態とはいえ4年生大学卒業の2年目の冬で月の手取りが15万ほどになったそうです。まあ、残業がサラリーに与える影響が大きかったですからね。

そのような状況に陥ったのが昨年末です。そして3ヶ月単位の契約が切れるのが来月3月一杯です。ここまで話せばオチは大体想像つきますね。俺が働いていた派遣先では3月一杯で派遣社員との契約を全て打ち切ることになったそうです。それは紹介制派遣の人間達も同様で何ヶ月かの派遣社員の期間後に正社員として登用してもらうといった予定も全てなくなったそうです。そうした状況に陥ったことで今では4月からの働き口を探して有給をとって職探しに奔走している人もいるそうです。

オレが1年半の短い社会人生活を辞めたのは昨年9月までの話でしたが、それ以降まだ半年も経っていません。オレのために開いてもらった送別会などでは「また暇な時には遊びに来いよ」見たいな話を語ったりもした中の良かった友人達などもどうなるのでしょうか。実際問題ウン十人の人間達が一斉に違う派遣先へ異動させることなどほぼ不可能だと思います。少なくとも今現在の状況では。今まで様々なところで起こっていたことなのでしょうけど、実際に身近だった人間、仲の良かった人間がそういうふうな波に巻き込まれてしまったことがオレにとっては非常にショックでした。

なんというか……ねえ。オレは早々と見切りをつけることが出来て間違いなく運がよかったのですが、それだけで割り切れないことがあるというかなんというか。